設立趣旨
  • あの震災から10年が経過しました。

2011年3月11日に発生した、未曾有の「東日本大震災」。この震災直後から個人で動き出し、たくさんの方々のご協力をいただきながら支援活動を行ってきました。被災地域の細かいニーズをお聞きし、物資の配布や、ゴミ捨て、泥出し、少しでも心の痛みが和らげばと、被災地域や仮設住宅などでの交流会やイベントも開催してきました。

震災から10年が経過し、復興を感じられようになった一方、いまだに仮設住宅に住み続けなければならない人や、新しい住居を得てもなお生きづらさを感じている人がいるのも現状です。地域コミュニティーの再構築など、取り組むべき課題は山積みで、被災した方々の苦悩は続いています。

その後も毎年のように台風や地震、大雨などの災害により甚大な被害が発生し、熊本地震や西日本豪雨、北海道胆振東部地震の被災地でも支援活動を展開してきました。このような状況に対し、これまでの被災地支援活動の経験を元に有志が集まり、より多くの方々と連携をとるべく、これまでの「ボランティア団体ひのきしん」の動きを一般社団法人化することとしました。被災者のための、そして地域のための有効でバランスの良いサポートを、行政や社会福祉協議会等の関係機関と協力して、迅速かつ効率的な被災地支援を行います。

また、想定外の災害が増えている昨今、これまで以上に啓発活動に取り組むことが求められています。震災の教訓を生かし、幸せな毎日が守られることが被災された方の願いであることを胸に、平素から危機管理や防災への教育活動、啓蒙活動を実施し、有事における人的被害を抑える努力を行ってまいります。

私たちのキャッチフレーズ、テーマ、そして想い
    • 私たちのキャッチフレーズ「多くの笑顔を共に作ろう!」
    • 私たちのテーマ「四つ葉」の生命力を見習う

クローバーが成長していく段階で、葉が踏まれたり傷が付いたりすると、葉をもう一枚増やして太陽の光を受け取ろうとする。

幸せの四つ葉のクローバーのもとは、実はつらい環境なのだとしたら、私たちに起こるつらいことや大変なことは、本当の幸せや大事なことに気付けるためのものなのかもしれません。

この考えのもと、四つ葉の花言葉でもある「勇気」「愛情」「信頼」「希望」の4枚の葉を合わせ、被災地支援活動やその活動の啓蒙、防災・減災教育に取り組む中で、自らの身を守り、互いのたすけ合いや絆社会の構築に貢献する団体を目指しています。

    • 私たちの想い「ハチドリのひとしずく」のように

南米のアンデス地方に伝わるお話です。

森が燃えていました。森の生きものたちは われ先にと、逃げていきました。でもクリキンディという名のハチドリだけは行ったり来たり口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます。動物たちがそれを見て「そんなことをして いったい何になるんだ」といって笑います。クリキンディはこう答えました。

「私は、私にできることをしているだけ」

このクリキンディのように、その場の状況に合わせて自分のできることを探し、一つのアクションで世の中が変わるように、多くの方々の「ひとしずく」を集め、互いのたすけ合いを啓蒙し、災害に強い個人や社会の構築に貢献します。

私たち「四つ葉」の使命・ミッション
    • 東北大震災から約10年間の中で培った経験値と繋がりで被災地支援を迅速に行います。
    • その時々にできる支援の形を提示し、優しさの心を広げるきっかけ作りや、同じ「支援する側」の育成を目指します。
    • 支援後も「絆」と「真心」を大切にし、永続的なケアを行います。
  • 活動の啓蒙、防災・減災教育を講演活動を通じて取り組む中で、自らの身を守り、互いのたすけ合いや絆社会の構築を目指します。
法人概要
    • 名称:一般社団法人四つ葉
    • 役員:代表理事:髙橋伸実 監事:齊藤寿彦 事務局:髙橋成子
    • 設立:2019(令和元年)年9月24日設立
    • 事業内容:被災地支援活動やその活動の啓蒙、防災・減災教育に取り組む中で、自らの身を守り、互いのたすけ合いや絆社会の構築に貢献することを目的とし、その目的に資するため、次の事業を行う。⑴被災地支援活動 ⑵ 被災地支援に関する情報の提供 ⑶被災地支援活動の啓蒙イベントの企画及び運営、協力 ⑷ 被災地支援や防災・減災に関する講演活動 (5) その他、当法人の目的を達成するために必要な事業
  • 所在地:〒987-1304 宮城県大崎市松山千石字松山214-2