クリスマスプレゼントのお届け
大阪のAINEさんから受け取ったサンタ衣装を着て、これまたAINEさんから受け取った雪の結晶がプリントされているトイレットペーパーと、スーパーマン先生から受け取ったのど飴をお届けしました。
ちょうど大郷町の仮設住宅の談話室に人が集まっておられたので、子どもたちに手渡ししてもらいました。
トイレットペーパーを見たある人が
「あんまり可愛くて、使えねーなー」
と言うと、他の人が
「じゃあ、私にけらいん(ちょうだい)」
と言い、
「それはダメだー」
と言ってみんなで笑いました。
また、仮設住宅を一軒一軒まわり、お届けしました。
皆さんこちらの格好を見て、笑顔でプレゼントを受け取ってくださいました。
岐阜から中学校の先生が来てくれました
年末、冬休みを利用して毎年東北に来て下さる方がいます。
その方は中学校の先生で、来られるたびに誰かを連れてきてくれます。
今回は東北へ初めて来る3名を含む5名で来てくださいました。
宮城県石巻市の大川小学校は、震災による津波で、そのとき校庭にいた児童78人中74人と、教職員11名中10名が亡くなりました。
また、学校に避難してきた地域の住民や保護者も亡くなり、学校の管理下にある子どもが犠牲になった事故としては、戦後最悪の惨事になりました。
雪に覆われた校舎は、その悲惨な姿を優しく包んでくれているように見えました。
校舎のそばに出来た新しい伝承館では、震災当時のことや、住民や当事者の声を残してくれていました。
また、中に入って見ることが出来ない校舎の中を、パソコンの画面上で見学することもできるようになっています。
来られた先生方は、
「もし、自分が勤めている学校で同じことが起こったら、自分はどのように判断できるだろう。。。」
「大川小学校の事例と、ここで感じたことをムダにしてはいけない。。。」
そう言っておられました。
東松島市震災復興伝承館
東松島市の旧野蒜駅舎に作られた、震災復興伝承館を見学しました。
ここでは、映像やパネル展示などで震災のことを学ぶことができます。
慰霊碑には「鎮魂・復興・感謝」という文字がが刻まれ、左右の金属板には震災で犠牲になった1000名以上の名前が刻まれています。
また、伝承館の1階には、「千分の一羽鶴 東松島 2020」という展示があり、東松島市に届けられた千羽鶴を後世に残していくためのアート作品が展示されていました。
被災地を応援してくれた想いは、たくさんの方の心を励まし、勇気づけてくれました。
その千羽鶴が、こういう形で残されるのって本当に素敵だと思います。
ぜひ現地でたくさんの方に見ていただきたいです。
最後に岐阜の中学生からのメッセージを受け取りました。
こうして震災のことや優しい気持ちを広げてくださる仲間がいること、本当に嬉しく思います。
ありがとうございました。